どうも、大阪の島本町という町で慢性的な症状を専門にメンテナンスケアをしております田部です。今回は、慢性の腰痛関連の記事で「腰痛の原因を放置しすぎると起こる怖い3つの症状とは!」というテーマをお伝えしていきます。
「慢性の腰痛を原因から治す方法|島本町のコリトル鍼灸整体院」でも少しお話しましたが、あなたは、腰痛を我慢し過ぎると、腰痛のレベルを超えて次のステージに進行してしまう事をご存知でしょうか?
腰痛は、世界的に見ても10人に1人が悩みを抱えていると言われるぐらいのメジャーな症状にも関わらず、その原因を知らない方が非常に多い症状でもあります。
そして、腰痛の原因を知らずに我慢したり、湿布や痛み止めでその場しのぎの対症療法でごまかし続けると、次なる症状に進行していきます。
なので、今回は腰痛の原因とそれを放置しすぎると起こる怖い3つの症状についてお話していきたいと思います。
腰痛の本性を知る事で、恐ろしいセカンドステージに症状を進行させるのを食い止めることができますので、たかが腰痛と思わずにこのまま読み進めてください。
では、早速始めましょう!
目次
1. 腰痛の原因って何?
引用https://www.shutterstock.com
では、まずは腰痛のセカンドステージの説明にいく前に、腰痛の原因について話していきたいと思います。
結論から言いますと腰痛の原因とは、疲労の蓄積です。
が、ただ疲労が蓄積しただけでは腰痛にはなりませんよね!
疲労の蓄積といっても様々な要素が重なって腰痛が完成しております。
なので、腰痛というものは、慢性腰痛になるまでの1通過点みたいなものです。
通過点ということは、腰痛よりも軽い症状や重い症状があると言うことです。
この軽い・重いのどちらの症状にいくかは、腰痛の原因やしくみを正しく理解しているかで決まります。
だからこそ、ここからはしくみついて話していきますので、しっかり理解して下さいね!
1-1 慢性腰痛になるプロセスとは
腰痛とは、先ほども言ったように、慢性腰痛の通過点の一つで、慢性腰痛にはプロセスと言うものが存在します。
そして、このプロセスを知ることが腰痛を治していく鍵となります。
まず、慢性の腰痛とは、突然発症するものでも、昨日や今日、1週間、1ヶ月でできたものではありません。
これは仕事、スポーツ、育児など、様々な日常生活におけるオーバーワークにより疲労が長期間にわたり蓄積した結果完成したものです。
そして、この蓄積期間は、ほとんどの方が年単位です。
ここまでの内容を読んで、あなたは、「年単位ほどの疲労が蓄積するのであれば、さすがに途中で気がつくでしょ」と思っていませんか?
でも、それがそうでもないのです。疲労の蓄積は、切り傷みたいに血が出たり、腫れ上がったりと目に見えるものではないので、気がつかない間に蓄積されていきます。
そのうえ最初は腰が痛いというよりも「腰が少しだるいけど気がついたら勝手に治っていた」みたいな感じの症状から始まり、少しずつ進行していく為にカラダが慣れてしまい気が付きにくいのです。
そして、蓄積の量が増えるごとに症状がどんどん悪化していき「毎朝、腰痛で起きるのが辛い」という状態になって、初めて慢性腰痛と認識するということになります。
上記の図を見てもわかるように、①健康な状態 →②腰が少しだるいが、すぐに治る →③腰に関連する筋肉にだるさや凝りを感じる →④筋肉の凝りを強く感じ、動き始めに痛みやこわばりを感じる → ⑤筋肉の凝りが最大になると、腰痛を感じる時間も長くなり慢性腰痛が完成ていきます。
そして、次の2章で詳しく話しますが、⑤の続きが今回のテーマである「腰痛の原因を放置しすぎると起こる怖い3つの症状とは!」と言うことになります。
慢性腰痛のプロセスをまとめると、腰に対して負担をかける日常の動作のオーバーワークを繰り返すことにより、少しずつ筋肉に疲労が蓄積していき、その蓄積の量が増えることによって症状も悪化していくということです。
そして、徐々に進行していく為に症状にカラダが慣れてしまい気が付きにくい為、その蓄積期間は1年、3年、5年と年単位になるのが特徴です。
慢性腰痛になるプロセスを理解していただけたら、次は慢性腰痛の原因を治すために必要な知識について一緒に考えていきましょう。
1-2 慢性湯通を治すプロセスとは
今から紹介することは、慢性腰痛を治す方法というよりも、治すために必要な考え方という感じでしょうか。
慢性腰痛を治していくためには、先ほど紹介した慢性腰痛になるプロセスと同様に、治していく為のプロセスが存在します。そのプロセスを理解すれば慢性腰痛を治していくことは可能なのです。
では、慢性腰痛を治すプロセスとはどんなものかと言うと、簡単に言えば「先ほど述べた慢性腰痛になるプロセスを逆追いする」だけです。
治すプロセスは先ほどの逆で、⑤筋肉の凝りが最大になると、腰痛を感じる時間も長くなっている慢性腰痛状態から、コツコツと疲労の蓄積を減らしていき →④筋肉の凝りを強く感じ、動き始めに痛みやこわばりを感じる状態 →③腰に関連する筋肉にだるさや凝りを感じる状態 →②腰が少しだるいが、すぐに治る状態と進んでいき最後には →①の健康な状態にたどり着き健康体を取り戻す流れです。
しかし、皆様もご察しの通り口で言うのは簡単ですが、この逆追いしていくという行動は容易ではありません。
なぜなら、慢性腰痛になるプロセスでもお話したように、慢性腰痛が発症すまでには、長い年月をかけたプロセス(過程)があり、それを逆追いするのですから期間だけを見ても大変ですよね。
そして、慢性腰痛になって行く時は、メンテナンスもしないで好きな事や仕事をやり続け、カラダを使いっぱなしにしていれば勝手に疲労は蓄積されていきますが、慢性腰痛を治していく時は、今まで長期間にわたり蓄積させた疲労のツケをコツコツと減らしていく作業をしていかなければなりません。
この疲労の蓄積を減らしていく作業は、簡単ではありません。でも、不可能な作業でもありません。
3章で詳しく話しますが、長期間にわたりメンテナンスを受け、そして自分でもセルフメンテナンスをしていけば必ず良くなる方向に向かっていけます。
この慢性腰痛のしくみを理解していないと、治る腰痛も治らなくなるので必ず覚えておきましょう!
2. 腰痛の原因を放置し過ぎるとどうなるの?
ここからは今回のテーマ「慢性腰痛を放置しすぎると起こる怖い症状」についてお話します。
2-1 慢性腰痛のセカンドステージ
では、腰痛の原因を放置し過ぎると起こる怖い症状とはどんなものかについて詳しく考えていきましょう。
まず、「1-1慢性腰痛になるプロセスとは」でお話したように腰痛とは段階を経て症状が進行していくものです。そして、そのプロセスの続きになる部分が今回紹介する怖い症状となります。
簡単に言うと<1-1の図>の⑤を超えてセカンドステージ(次なる症状)の⑥まで進行しまった状態のことです。
「なんや、⑥の段階に入っただけやん」と思われるかもしれませんが、⑤以降の症状は痛みなどのレベルが違います。
3つの症状とは、
・ぎっくり腰
・坐骨神経痛
・自律神経失調症など
があります。
2-2 ぎっくり腰
まず、セカンドステージで代表的な症状の一つ目が、ぎっくり腰です。別名:魔女の一撃と言われるほどで激痛を伴い動けなくなる腰痛です。
慢性腰痛の状態の方は、ぎっくり腰予備軍と言っても過言ではないので要注意が必要です。
原因などについては以前に「必見!プロが語るぎっくり腰の原因と予防ストレッチ」で詳しく紹介していますので、そちらをご覧下さい。
2-3 坐骨神経痛
次に、紹介するのは坐骨神経痛で、この症状も激痛を伴います。
坐骨神経痛は、脚に痺れや、疼きが出るのが特徴で歩くのも辛くなります。重症の場合は静止状態でも激痛があり寝ることもできず睡眠障害まで引き起こす場合もあります。
⑤の慢性腰痛から坐骨神経痛に進行する予兆としては、脛やふくらはぎが時々軽く痺れたり、お尻に痛みが出たりしたりします。予兆を感じた時は、速やかにメンテナンスケアを受けに行くことをオススメします。
その他に坐骨神経痛を発症される方は、その前にぎっくり腰になられている方が多いのも特徴です。
ただ、多いからと言っても全員が坐骨神経痛を発症するわけではありません。
では、ぎっくり腰から坐骨神経痛に移行してしまう人と、そうでない人がいるのはどうしてでしょうか?
その違いは、適切な方法でぎっくり腰を根本から治したか、治していないかの違いにあります。
当院に来られる、坐骨神経痛を発症された多くの方は、
「以前ぎっくり腰になったことがあり、その時は1週間ぐらい寝て自力で治しました」みたい感じのことを話されます。
実は、この「寝て治しました」というのが大きな間違いなのです。
ぎっくり腰は寝ているだけで治るような症状ではありません。動けるようになってきたら治ったと錯覚しますが、実は根本の原因を残したままで、とても危険な状態なのです。
ですので、必ず根本の原因を取り除いておかないと再発するか、坐骨神経痛のような次なる症状に移行することになりますので気をつけましょう。
2-4 自律神経の乱れ
最後に紹介するのは上記の2つとは違って激痛はありませんが、様々なカラダの不調が現れます。
わかりやすく言うと、腰痛も限度を過ぎると、腰が痛いという領域を超えて全く別の症状になってしまうと言うことです。
自律神経に乱れで起こる症状は多くありますが、大きく分けると過敏性腸症候群などの「内臓障害」、自律神経失調症やうつ病などの「精神障害」などがあります。
腰痛から自律神経が乱れていくと言う繋がりは想像しにくいと思いますが、現実的に多いので注意が必要です。
自律神経の乱れで起こる症状を紹介しておきますので、慢性的に腰痛のある方はチェックしてみて下さい。
□ 全身倦怠感 □ 吐き気 □ 耳鳴り □ 嘔吐 □ めまい □ 腹痛 □ 頭痛 □ 下痢
□ 肩こり □ 便秘 □ 痺れ □ 食欲不振 □ 動悸 □ 冷え感 □ 過呼吸 □ 多汗
□ くちの渇き □ 残尿感・残便感 □ 胃もたれ □ 頻尿
あなたは、大丈夫でしたか?
もし、慢性の腰痛と上記の症状があった方は、とりあえずメンテナンスを受けることをオススメします。
その他に、腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・腰椎分離症・腰椎すべり症・腰椎圧迫骨折などにまで進行する場合もあります。
但し、病院で「椎間板ヘルニアのおそれ」や「ヘルニアの気がある」などのように言われる場合は、私の経験上では原因が筋肉や筋膜にある可能性が高いので、ますは慢性腰痛を疑って鍼灸や整体のメンテナンスケアを受けてみることをオススメします。
実際に、椎間板ヘルニアや分離症等と診断されていた方が、鍼灸や整体で治られた方を多く見てきましたので、「もう、手術しかない」「手術は怖い」「もう、治らないのか」と希望を失いかけている方も、希望を捨てずに鍼灸院や整体院に相談してみましょう。きっと希望を取り戻せると思います。
3. では、どうすれば慢性腰痛の時点で治せるのか?
最後に慢性腰痛のしくみ、プロセス、そしてセカンドステージの症状を理解した上で、慢性腰痛の対処法について考えていきましょう。
3-1 慢性腰痛を治すプロセスに従うこと
ここからは、ぎっくり腰や坐骨神経痛、そして自律神経の乱れなどセカンドステージの状態を回避する為の対処法についてお話します。
結論から言いますが、3−1の見出しの通り「慢性腰痛を治すプロセス」に従うしかありません。
セカンドステージの症状を発症する前に⑤慢性腰痛で進行を止めて、鍼灸や整体のメンテナンスケアを受けながらセルフメンテナンスをしていくことがベストな方法です。
もし、既にセカンドステージにまで進行してしまってるという場合は、まずは、痛みなどを伴う急性の症状に対するケアを受けて⑤の慢性腰痛の状態に戻してから、慢性腰痛を治すプロセスに従って治していくという流れになります。
3-2 カラダの信号を見逃さない
3−1でも話したように、進行すればするだけ痛みも強くなり、しかも治すのにも期間が必要となります。
ということは、早期であればあるほど痛みも軽く治療期間も短くて済むということになりますよね!そこで、必要な知識がカラダの信号を見逃さないという考え方です。
カラダの信号とは?
カラダの信号とは、誰のカラダでも生まれた時から備わっていると言うと大げさかもしれませんが、簡単に言えば感覚ですかね!
「感覚?って、余計わかりにくいわ」と言われそうですが、感覚は、感覚なのです。
先ほどの慢性腰痛で説明すると、①の段階から②に進行し、③→④・・・と悪化していきましたよね。実は、この進行する時にカラダは信号を出してくれているのです。
例えば、①健康な状態 →②腰が少しだるいがすぐに治る状態に進行する時には、「だるい」という感覚でカラダは教えてくれいるのです。③腰に関連する筋肉にだるさや凝りを感じる →④筋肉の凝りを強く感じ、動き始めに痛みやこわばりを感じる時は、「強い凝り感とこわばり」という感覚で教えてくれているのです。
カラダは、喋れないので「お〜い、最近腰に疲れ溜め過ぎとちゃう?」とは言うてくれい代わりに、だるいという感覚などで教えてくれているということです。
なので、カラダの感覚という信号を見逃さないようにしましょう!
3-3 メンテナンスケアとセルフメンテナンス
最後に慢性腰痛の対処法として欠かせないのが、メンテナンスケアを受けることとセルフメンテナンスをすることです。
「何とか、自力で治したい」と思う気持ちもあると思いますが、慢性腰痛や今回紹介した、ぎっくり腰、坐骨神経痛、自律神経の乱れまで進行している状態では自力で治すのは難しいです。
健康な人が良い状態をキープさせるのであれば、ストレッチや体操なども効果を発揮しますが、限度を超えた状態まで進行した症状にはメンテナンスケアが必要となります。
なので、慢性腰痛などで痛みを感じている方は、まずは真剣にあなたの心に寄り添ってくれる鍼灸院や整体院の先生に相談しましょう。
そして、あなたが想像する理想の健康なカラダを手に入れてましょう!
まとめ
今回は、慢性腰痛の原因を放置しすぎると起こる怖い3つの症状という内容をお届けしました。
まとめると、慢性腰痛になるまでの①〜⑤という段階があり、その段階を超えるまで疲労を蓄積し過ぎた結果、発症するのが怖い3つの症状ということです。
怖い3つの症状は⑥の段階となり言わばセカンドステージということになります。
そのセカンドステージの3つの症状には
・ぎっくり腰
・坐骨神経痛
・自律神経の乱れ
があり、痛みや精神的な不安感などで日常生活に支障をきたす症状となります。
そして、セカンドステージにまで進行させない為の対処法としては、
慢性腰痛を治すプロセスに従って、カラダの感覚という信号を見逃さないことが大切です。
進行してしまった場合は、鍼灸や整体のメンテナンスケアを受けることが必要となりますので、ご自身の腰痛の段階に合った的確な対処法をすることが大切になります。
慢性の腰痛に対して正しい知識を持つことは、慢性腰痛だけでなく、その後に起こるセカンドステージ症状の予防に繋がるのでぜひお役立てください。
今回も最後までお読みいただき本当にありがとうございました。