こんにちは、大阪の島本町という町で慢性症状を専門にメンテナンスケアをしておりますコリトル鍼灸整体院の田部です。
今回は、慢性腰痛関連の記事で「必見!プロが語るぎっくり腰の素顔|原因と予防ストレッチ」というテーマをお伝えしていきます。
まず最初に「ぎっくり腰痛」は別名:魔女の一撃とも言われるような突然動けなくなるほどの腰痛で、たぶんこの記事をお読みいただいている方は、現在、激痛で苦しんでおられる方か、過去にぎっくり腰痛を経験されている方だと思います。
経験された方であればわかると思いますが、ぎっくり腰痛の痛みは一回でも経験するとトラウマになるような痛みです。この激痛を経験すると明日への希望を失ってしまうほどです。
実は、私もぎっくり腰痛経験者の一人です。「えっ、先生でもぎっくり腰痛になるの?」と患者さんに言われることもありましたが、鍼灸師になりたての頃はよくなっていましたね。
でも、「未来の健康は自分で作る」というコンセプトに従い、自分のカラダも、メンテナンスケアを定期的に受け、セルフメンテナンスを継続することにより、今ではぎっくり腰になる不安もなく快適に毎日を過ごしております。
私は、自分のぎっくり腰痛の実体験と、20数年間多くのぎっくり腰痛の方をメンテナンスケアしてきた経験から、ぎっくり腰痛の本当の顔(根本の原因)に気がつきました。
この、ぎっくり腰痛の素顔を知れば、現在ぎっくり腰痛で希望を失いかけている方も少しは希望を持てると思います。興味のある方は、このまま読み進めてください。
目次
1.ぎっくり腰痛の素顔(原因)
先ほどの「ぎっくり腰痛の素顔」の続きになりますが、皆さんはぎっくり腰痛は突然なるというイメージがあり、急性の症状だと思われていませんか? でも、実は違います。
私の今までの経験とメンテナンスケアのデータから見ても、ぎっくり腰痛になられた方の9割以上が、慢性の腰痛をお持ちの方やカラダが固い方です。
これは、どういうことかと言いますと、ぎっくり腰痛は前ぶれもなく突然、激痛に襲われる感じがするので急性に起こると思われていましたが、実は魔女のしわざではなく明確な原因があります。
先ほども話したように、ぎっくり腰痛になる9割以上の方が慢性の腰痛やカラダの固い方と言いましたが、逆を言えば、日頃からカラダの柔軟性もあり、腰痛に縁のないような方はぎっくり腰痛には、ほとんどなりません。
なので、ぎっくり腰痛の原因とは、慢性的に腰に疲労が蓄積され、その疲労がMAXに達した時に、「ギクッ」と痛める慢性腰痛が原因で起こる急性症状なのです。
少し、慢性と急性という言葉が入り混じってわかりにくいと思いますが、この記事を読進めていくうちに気がついたら理解できていると思います。
そして、この続きを読むことで、ぎっくり腰痛の慢性症状という素顔(原因)をもっと深く知ることで、あなたもぎっくり腰痛の予防をすることができる人に一歩ずつ近ずいていけるでしょう。
1-1 ぎっくり腰痛の3つ原因
先にも述べたように、ぎっくり腰痛の根本原因には慢性腰痛がありますが、その慢性腰痛が限度を超えた結果、負担がかかり、ぎっくり腰痛の原因となってしまう部位が3つあります。
それは、「椎間板が原因」「筋膜・筋肉が原因」「骨盤が原因」の3つです。
それでは、椎間板の原因から説明していきます。
1-1-1 椎間板が原因
1つ目の原因ですが、急に椎間板などど専門用語が出てきましたが、簡単に説明すると背骨と背骨の間にあるクッションゴムみたいなものです。
この椎間板というクッションが背骨より横に飛び出したり、椎間板が変形したりして、背骨近くにある大事な神経を圧迫して起こる場合があります。
椎間板を飛び出させたりする原因としては、腰に外部からの衝撃(衝突事故など)により直接背骨などが歪んだ場合や長年、腰に負担をかけるような動作がつづいて椎間板が完全にズレているような場合は外科的処置が必要となります。
次項でも紹介しますが、筋肉や筋膜などの軟部組織が原因で起こる椎間板の歪みの場合は、鍼灸や整体などのメンテナンスケアが必要となります。
椎間板や背骨の原因による、ぎっくり腰痛は腰痛全体の1〜1.5割程度で、ほとんどは筋肉や筋膜など軟部組織に問題があると最近では多く発表されております。
1-1-2 筋・筋膜が原因
椎間板が原因の最後にも書きましたが、私自身の今までのメンテナンスケア経験から見ても、ぎっくり腰痛の原因のほとんどは筋肉や筋膜などの軟部組織にあると思います。
これは、日常生活やスポーツや仕事など、日頃から何気なしに行なっている動作でもカラダに疲労をためることが多く、その疲労は、筋肉や筋膜に蓄積し柔軟性を奪っていきます。
そして、柔軟性を奪われた筋肉や筋膜でカラダを動かすということは、伸縮性のない紙でできたピチピチの服を着て、前かがみになるようなもので、間違えなく腰の部分が「ビリッ」と破れますよ。
これが筋肉や筋膜と想像するだけで激痛ですよね。
まぁ、筋肉や筋膜の場合は破れるところまでなる方は少ないですが、筋肉や筋膜を痛めつことは間違えありません。
現代医療では、腰痛の原因の85%が原因不明と言われていますが、この85%の大部分をこの筋肉や筋膜などの軟部組織が占めていると私は思います。
1-1-3 骨盤が原因
最後に骨盤にある仙腸関節という、ほとんど動かないが腰や体感を支えるのにとても重要な関節が原因になっているものがあります。
この仙腸関節の機能を制限してしまうのも、元を正せば筋肉や筋膜の硬さが関係しています。
次項からは、原因の8割以上を占めると考えられる、筋肉や筋膜による原因のぎっくり腰痛を主体にお話していきますので、引き続きお読みください。
2.筋・筋膜性のぎっくり腰痛が起こるしくみ
3つの原因の次は、ぎっくり腰痛のタイプについてお話します。
多くの方は、ぎっくり腰痛とは突然起こる腰の激痛(速攻型)で動けなくなるというイメージがあると思いますが、実は徐々に痛くなって、どんどん動けなくなる(ジワジワ型)タイプもあります。
このまま2つのタイプの説明をしたいのですが、その前にぎっくり腰痛になるしくみを知らないと2つのタイプが理解できないと思うので、先に説明しますね。
2-1 ぎっくり腰痛になるしくみ
まず、速攻型もジワジワ型も根本になる原因は同じと私は考えております。
ぎっくり腰痛は、腰に関係のある筋肉などが疲労などの蓄積により柔軟性を失っていきます。その結果、腰を動かせる範囲(可動域)が狭くなります。(例えば、カラダが固く前屈しても床に全く手の届かないような状態ですね。)
そして、その柔軟性失った状態で、例えば腰を捻るような瞬発的な動きをしたらどうなると思いますか?想像するだけでも怖いですよね。
あなたの想像した通り、硬く縮んで伸びることのできない状態の腰の筋肉は、無理やり伸ばされそうになった瞬間に魔女の一撃(ぎっくり腰痛)になってしまいます。
でも、硬くなった腰の筋肉が無理やり伸ばされようとしただけで、ぎっくり腰痛は起こるのでしょうか?
その答えは、自己防御の力が関係しています。(自己防御力=カラダに備わる、自分で自分を守る力)
筋肉というのは、自己防御の力を生まれた時から持っています。
どういうことかと言いますと、筋肉は柔軟性のある正常な状態であっても伸びれる範囲と縮める範囲は決まっています。
そして、その範囲を超えるぐらい伸ばされそうになった時は、反射的に筋肉を縮めて筋肉が、ちぎれてしまわないように守ってくれています。
この反射的に筋肉を縮めて筋肉の損傷を防ぐ自己防衛力はとても大切な防御反応なのですが、その一方で筋肉の状態が悪い人(柔軟性のない状態の人)にとっては、ぎっくり腰痛になる原因となります。
柔軟性のない筋肉は、簡単な動作でも筋肉の伸びれる限界の範囲を超えてしまうので、すぐに防御反応が働いてしまいます。
なので柔軟性を失った状態の筋肉が、ちぎれるという危険を感じると防御反応が働き、筋肉は守りに入ってロックし動かなくなります。
これこそが、筋肉や筋膜が原因で起こるぎっくり腰痛の原因です。
私の約20年の施術経験から見ても、原因不明と言われている85%の腰痛の原因の大部分は、筋・筋膜が占めていると思います。
2-2 ぎっくり腰痛には2つタイプがある
筋・筋膜性のぎっくり腰痛が起こるしくみの最初にも書いた通り、ぎっくり腰痛には2つのタイプがあります。
2-2-1 速効型タイプ
速攻型とは、ぎっくり腰痛の典型的なタイプで、腰に「ギクッ」と感じた瞬間に動けなくなるものです。
この速攻型タイプは、すぐに腰などに激痛が走り、起き上がることができない状態になります。
2-2-2 ジワジワ型タイプ
次にジワジワ型のぎっくり腰痛は、即効性とは逆で「ギクッ」と腰に感じても直後は何ともありません。
ジワジワ型の名前の通り、何時間もかけてジワジワと腰が固まるようにどんどん痛くなり最終的には、即効性と同じように腰に激痛が走り起き上がれなくなります。
この正反対の2つタイプのぎっくり腰痛ですが、痛みの進行状態は真逆ですが、先にも書いた通り、原因は同じで筋・筋膜の疲労の蓄積が原因となります。
3.ぎっくり腰痛の「根本原因」と「きっかけ」の違い
ここで、あなたは一つの疑問を抱いていませんか?
原因は「急に下の物を拾おうとしたから」とか「物を持ち上げたから」とかの動作じゃないの?と思われている方多いと思います。
しかし、それは「ぎっくり腰痛を引き起こす、きっかけになった動作」であり、根本の原因ではないのです。
根本の原因は、2.ぎっくり腰痛が起こるしくみに書いた通り、慢性的に疲労の蓄積した腰に関係する筋肉が柔軟性を失っている状態であり、物を拾うなどの動作は最終的にぎっくり腰痛になった、きっかけに過ぎないのです。
この根本の原因を理解できれば、ぎっくり腰痛を根本から治していく希望の光が少しずつ見えてきます。
「根本を正していけば、必然的に悪いものは無くなっていきます」
これを花で例えるなら、根っ子が根本の原因で、花が痛みとなり、その痛みの花を何度切っても根っ子(原因)がある限り永遠に治らず。花は咲き続けますよね。
でも根っ子(原因)を抜けば、花(痛み)は枯れて無くなるしくみと同じですね。
あなたも根本原因を根絶して、ぎっくり腰痛や慢性腰痛を根から枯らしてみてください。(時間はかかりますが実行する価値はあります)
ぎっくり腰痛のタイプと根本原因を理解した上で、次は「きっかけ」となる動作についてお話していきます。
3-1 ぎっくり腰痛を引き起こす、「きっかけ」となる動作
では、ここからは根本の原因から、ぎっくり腰痛になる「きっかけ」の種類にを紹介していきます。
3-1-1 寝起きのぎっくり腰痛
まず、寝起きのぎっくり腰痛ですが、朝起きた時に「あれ、何か腰がおかしいなぁ」と感じます。
そして、速攻型の場合は、いざ起き上がろうとした時には激痛が出て起き上がれない状態になります。
ジワジワ型は、起きた時の腰に軽い違和感を感じるが起き上がれるます。
しかし時間とともに激痛になり動けなくなるぎっくり腰痛です。
3-1-2 顔を洗った時のぎっくり腰痛
顔を洗った時になるぎっくり腰痛を紹介する前に、先ほど寝起きのぎっくり腰痛で説明するのを忘れいたことをお話します。
人のカラダは寝ている間は、カラダをリラックスさせるために心拍数を少なくしています。
そのおかげで筋肉や内臓などは休むことができ、また朝から元気に働けます。
しかし、心拍数を少なくして血流が少ない状態で一晩過ごした全身の筋肉は、寝起き時は少し硬く縮んでいます。
これは、カラダにとって大切な機能なのですが、筋疲労の蓄積がある人には悪影響を及ぼします。
筋疲労が蓄積した原因で血流が悪くなっている人のカラダは普段から筋肉が凝り固まっています。
その凝り固まった筋肉をさらに縮ませたらどうなるか想像できますよね。
そうですカチカチを超えたガチガチになります。
誤解のないように言っておきますが、悪影響を及ぼすから、寝ている間も心拍数を上げて筋肉や内臓に血液を送り続けれるように血流を良くする薬を飲んだりしたら良いのではと言われる方がおられますが、それは間違いです。
就寝時に心拍数を下げる働きは正常な働きであり、人のカラダには必要不可欠なものなので、悪いのは筋疲労が蓄積したカラダだということを認識して、そっちを治していく方法を考えましょう。
話を戻しますが、寝起きで筋肉がガチガチに凝り固まっている人が顔を洗おうと急に前に屈むと「ギクッ」となるのが顔を洗う時のぎっくり腰痛です。
3-1-3 くしゃみでなるぎっくり腰痛
「くしゃみをしたら、ぎっくり腰痛になった」と聞いたことがある人も多いと思います。
しかし、何でくしゃみをしたら、ぎっくり腰痛になるのかを知っている人は少ないです。
これも根本の原因は筋疲労の蓄積ですが、きっかけにはカラダの不思議な反射が関係しています。
その反射とは、くしゃみをすると腰の骨が後ろに動くという反射反応です。
これはくしゃみや咳ををするとお腹の中の圧力が高くなる(簡単に言うとお腹が膨らむ)ので腰骨が後ろに押される状態のことです。
だから、腰の筋肉がガチガチに固まっている人は、くしゃみをすると・◯っ◯◯腰痛になりますよね〜!
3-1-4 前かがみでなるぎっくり腰痛
前かがみでなるぎっくり腰痛は、先ほどの顔を洗う時と原理は同じですが、寝起きの洗顔以外にもなる時が多いのでご紹介しておきます。
コリトル鍼灸整体院に来院される方で多いのが、
・お風呂掃除の前かがみで、ぎっくり腰痛
・掃除機をしてる時の前かがみで、ぎっくり腰痛
・軽く下の物を拾おうとした前かがみで、ぎっくり腰痛
・お子さんやお孫さんを抱っこしようと前かがみになった時に、ぎっくり腰痛
などなど、書き出すときりがないぐらいあります。
前かがみは腰の筋肉をかなり伸ばすので、腰が固い方は要注意が必要です。
3-1-5 振り向きぎっくり腰
振り向きでなるぎっくり腰痛も根本の原因は同じです。
このぎっくり腰痛に特になりやすいのは、車によく乗っている方です。
ちょっと、後ろの席に置いてあるカバンを取ろうとした時に「ギクッ」となるパターンが多いので車の運転が多い方は注意して下さい。
3-1-6 立ち上がりぎっくり腰
立ち上がりでなるぎっくり腰痛も原因は同じですが、これになる人と、なりにくい人には明確な違いがあります。
それは、座っている時の姿勢です。
答えから言いますが、背筋も伸びて姿勢良く座られている方は、立ち上がりでのぎっくり腰痛にはなりにくいです。
一方、腰や背中が丸くなって座っている方は、なりやすいので要注意が必要です。
これは、後者の腰や背中が丸くなって座っている方は、座っている間も腰の筋肉に負担をかけ過ぎておりので、座っていても腰が休まる暇がないからです。
椅子に浅く腰掛け、椅子からずり落ちるような姿勢で、腰や背中を曲げて座っていると、力も抜けているようで楽そうに見えますが、実は力が入っているので、椅子には深く腰掛けて背もたれにはもたれずに座っているのが良いと思います。(座る姿勢については、また別の記事で取り上げますね)
4.ぎっくり腰痛を予防するストレッチ
ぎっくり腰痛の「原因」や「しくみ」や「種類」を知っていただけたら、次は予防法について考えて行きましょう。
4-1 ぎっくり腰痛の予防の原則
ぎっくり腰痛予防の原則と書きましたが、予防の原則は、全ての症状に共通します。
予防とは、「悪い事態の起こらないように前もって防ぐこと」という意味があるように、前もってという部分がとても重要になります。
どういうことかと言いますと、ストレッチをするタイミングを間違えると効果がでないだけではなく、症状を悪化させることもあるということです。
私の経験から言いますと、メンテナンスケアに訪れた多くの方が、「痛みが出たから、頑張ってストレッチをしてたのですが・・・」と言われます。
あなたは、この発言のどこに問題があると思いますか?
そうです、「痛みが出たから」という所に問題があります。
ストレッチというのは筋肉を伸ばしたり縮めたりすることにより筋肉を柔らかくし、柔軟性のある状態に保つために行う予防法です。
なので、痛みが出てからストレッチを行っても遅いのです。
しかも、先ほども述べたように症状を悪化させることがあるので注意が必要です。
その理由は、ぎっくり腰痛などの症状が出てからの筋肉は柔軟性を失った硬く縮みきった状態です。
この状態までなるとストレッチで伸ばしても緩みません。もっと言えば、緩むレベルを超えてしまっています。
筋肉というものは、ある一定の硬さを超えると自力では緩めなくなるので、鍼や手技などでほぐしてあげる必要があります。
でも、筋肉に柔軟性がまだ残っている状態から、ストレッチを行っていけば、筋肉は柔軟性を保つことができ、その結果、予防につながります。
現在、ぎっくり腰痛による痛みのある方は、自分の判断でストレッチをせずにメンテナンスケアをしてくれる先生の指示に従って、ストレッチを行うことをお勧めします。
まだ、痛みなどがなく、腰が重だるいような方はストレッチをして行くことをお勧めします。
次は、ストレッチの方法についてお話して行きますね。
4-2 ぎっくり腰痛予防|10秒ルール
ストレッチのタイミングの次に大事なのは、ストレッチの「やり方」です。
やり方と言っても、ストレッチの細かいやり方ではなく、全てのストレッチの時に行う基本となるものです。
この方法を実行しないとストレッチの効果はあまり期待できません。
その方法とは、「10秒ルール」です。この名前は、私が考えたものなので、Googlでググっても出てきません(笑)
10秒ルールとは、ストレッチをしたい筋肉がしっかり伸びた状態で10秒間キープします。
そして、10秒が経過したら、次は完全にカラダの力を抜いて脱力します。これを1部分のストレッチに対して3セット行うことです。
10秒ルールにはどんな効果があるのか?
まず、しっかり伸びた状態で10秒間キープすることで筋肉をしっかりと伸ばすことにより、その周囲の血液や体液を絞り出します。
これは、筋肉の硬い部分というのは血流も悪くなり老廃物という疲労物質(車で例えたら排気ガスのようなもの)が筋肉内に溜まりやすいので、その老廃物を絞り出すために10秒間のキープを行います。
そして、次に筋肉を脱力することで新しい血液を流し込めます。
この脱力がとても重要なポイントとなります。伸ばした状態でキープすることを実行している人は多くおられますが、10秒間の脱力をして新しい血液を流し込んでいる人はあまりいません。
10秒ルールに行うことにより、新しい血液が筋肉内をめぐり、その結果、酸素と栄養が筋肉に運び込まれることで筋肉は再生力を高め柔軟性を取り戻していく効果があります。
なので、どこの部分をストレッチする場合でも、必ず10秒ルールを取り入れることをお勧めします。(この10秒ルールをするだけで、ストレッチ効果が飛躍しますよ)
4-3 ぎっくり腰痛予防|お尻ストレッチ
ぎっくり腰痛の予防で絶対に外せないストレッチ部位はお尻の筋肉です。
私が腰痛に対してメンテナンスケアをしてきた方々のデータを見ても、7〜8割の方はお尻の筋肉が関係しています。
この結果からもわかるように、腰とお尻はとても関係が深いのでお尻のストレッチは必ず行いましょう。
ただし、注意があります。何度も言うように、現在ぎっくり腰痛で痛みがある方はストレッチをできる状態ではないので、まずはお近くの心を許せる鍼灸院や整体院で診てもらってください。
ストレッチはあくまでも予防「悪い事態の起こらないように前もって防ぐこと」です。
4-4 ぎっくり腰痛予防|お腹ストレッチ
お尻のストレッチと同様に腰痛には関係が深いのがお腹のストレッチです。お尻のストレッチとお腹のストレッチはセットするのが効果的だと思います。
このストレッチ方法は、今後のコリブロでも詳しく紹介していきますので、お楽しみに!
5.プレゼント動画|10秒ルール実践編
長文にも関わらず、最後までお読みいただいありがとうございました。
ここまでお読みいただいたということは、あなたも現在ぎっくり腰痛で悩んでいるか、過去に経験されているかのどちらかだと思います。
そんな、あなたにプレゼント動画として、「ぎっくり腰痛の予防に必要な10秒ルール実践編」をご用意しました。是非、10秒ルールを習得し、未来の健康を自分で作るのに役立てて下さい。
動画はいかがでしたか?
10秒ルールって、とても簡単なことでしょ!でも、これをやるのと、やらないとではストレッチ効果が大幅に違うので、ぜひ実践してくださいね。
そして、効果を感じることができましたら、自分の周りの人にも教えてください。
なぜ、人に教えるのか?
それは、人に教えると理解が深まり、ますますご自身のストレッチ効果も上がっていきますのでシェアしてみて下さい。
まとめ
今回のブログの内容はいかがでしたでしょうか?
ぎっくり腰痛に対しての知識があなたに少しでも増えたら幸いです。
今回のポイントを見直していきましょう。
まず、ぎっくり腰痛の原因には種類があり、「椎間板」「筋・筋膜」「骨盤」の3つがありましたね。
そして、その内の2割ぐらいが椎間板などが原因で起こるもので、最悪手術が必要なるものもあります。
残りの8割ぐらいが筋・筋膜や骨盤の原因で起こっており、手術をしなくても鍼灸や整体などで筋・筋膜にアプローチするメンテナンスケアで良くなる可能が高いということが大事なポイントですね。
次に筋肉や筋膜性のぎっくり腰痛が起こるしくみ理解することが重要でしたね。
それは筋・筋膜の防御反応が働くことにより、筋肉が縮んでロックしてしまい筋肉が守りの状態に入るというしくみがあり
この状態こそが、ぎっくり腰痛の本当の姿ということです。
そして、ぎっくり腰痛には、原因の他に「きっかけ」となる動作があり、
その全ての「きっかけ」に共通するのは、根本の原因は同じであるということで、
その原因とは、疲労の蓄積などによる、慢性的な筋・筋膜の柔軟性不足でしたね。
全てを整理すると、疲労などの蓄積より筋肉が柔軟性を失い、その柔軟性不足の状態で、ぎっくり腰痛になる「きっかけ」となる動作をした時に筋肉がロックしてしまい、魔女の一撃であるぎっくり腰痛になるということですね。
なので、ぎっくり腰痛にならないようにするためには、日頃からの予防が必要ということですね。
その予防方法として、ストレッチの基礎となる10秒ルールを理解することですね。
この方法を理解してストレッチなどを行うことが、ぎっくり腰痛にならないカラダを作ることに繋がります。
最後にこの記事を読んでいただいている、腰に不安を感じている方が、少しでも希望を持ってもらえることを期待しております。
P.S. 今回の内容で、10秒ルールをご紹介しましたが、今回、これを覚えるだけでも価値があると思いますので、プレゼント動画をご覧になり必ず実践して見てください。そして、家族や友人などに教えてあげて下さい。教えると自分の記憶に深く刻み込まれ、その結果、自身のストレッチ効果も上がりますので、どんどん教えてあげて下さいね!あと感想や質問などありましたらコメント欄からどうぞ!