どうも、「自分のカラダは自分で守る」をコンセプトに健康なカラダ作りに役立つ情報を発信しておりますセルフメンテナンスアドバイザーの田部です。
今回は「慢性の腰痛を原因から治すには3つの基本原則を知るべき!」というテーマについてお話しさせていただきます。
まず最初にこれは僕の想像ですが、この記事をお読みになっているあなたは、慢性腰痛のお悩みを長年持ち続けている方ではないでしょうか?
そして、あらゆる治療を受けても、自分が納得できるような結果を感じる事ができていないのではないでしょうか?
僕は毎日、あなたと同じような慢性腰痛という悩みをかかえ希望を失いかけた方々のメンテナンスケアをして、慢性腰痛という長年の悩みを解決し笑顔を取り戻してもらっています。
なぜ、長年の悩んできた慢性腰痛が良くなっていくのか?
それは、慢性腰痛を治すための方法を知ったからです。
今からお伝えする「慢性の腰痛を原因から治すには3つの基本原則を知るべき!」理解すれば治すことも可能です。
慢性腰痛のことを理解し、原因から治していくことを知れば自ずと治っていくという道は見えてきます。
ただし一つだけ条件があります、それはどんなに良い方法を知っても、他人に治してもらうという気持だけで、自分では治すための努力を一切しない方には当然ですが効果はありません。
慢性の腰痛を治すという事は、そんな簡単ものではありません。
僕は、慢性腰痛のお悩みの方にメンテナンスケアをする前に必ずお伝えすることがあります。
それは、「メンテナンスケアを受けるだけでは、あなたの慢性の腰痛は治りませんよ」と伝えます。
「ふざけるなよ、腰痛を治してもらうために来てるのに治らないというのはどういうことやねん!」と思われるかもしれませんが、ここがポイントなんです。
薬を飲めば治る、注射をすれば治る、1回の鍼や整体で治るなんて夢のような話は、慢性腰痛ではありえません。
慢性というものは、長年かけて出来上がったもののこといい、この慢性を治すためには治すために必要な基本原則を中心に行うしかないのです。
詳しい話は本文でご説明しますので、慢性腰痛を治すための基本原則をしりたい方は僕と一緒に学んでいきましょう。
では、始めていきましょう!
1.慢性腰痛とは
では、さっとく始めていきましょう。
慢性の腰痛を原因から治す3つの基本原則から始めたいところですが、その前に腰痛について簡単に理解していきましょう。
めんどくさいと思うかもしれませんが、「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という言葉をご存知でしょうか?
敵、味方の情勢を熟知して戦えば、何度戦っても敗れることはないという意味です。
慢性腰痛でも同じで「腰痛を知り、自分の状態を把握し、適切なケアをしていけば腰痛は軽減していくしかない」となるので腰痛について勉強していきましょう。
1-1 腰痛の2つ種類
まず最初に、腰痛の種類について簡単にみていきましょう。
腰痛の種類は、大きく分けて2つあります。
「急性の腰痛」と「慢性の腰痛」があり、名前の通り何となくは想像がつくと思いますが、
急性腰痛とは、まったく腰痛になる原因も無い状態の人が、何らかの突発的な原因により突然腰痛になることです。
その逆で慢性腰痛とは、もともと腰痛になる原因を持っている人が、その原因の蓄積により徐々に腰痛になる状態です。
1-1-1急性腰痛について知ろう!
腰が重いとか、だるいといった症状もなかった人が突然腰痛になってしまう原因とはいったいなんでしょう?
その答えは、
「打僕」や「外傷」です。
・打僕=打ち身
・外傷=切傷や擦り傷
なので、急性腰痛とは、外的要因によるものということです。
例えていうなら、不意に後ろから腰にぶつかられた後に起こる腰痛などが急性腰痛になります。
1-1-2慢性腰痛
慢性腰痛は、急性腰痛とは全くの別なもので腰痛になる原因の蓄積から起こるものです。
まず、原因の蓄積についてですが、簡単に言いますと、筋肉の疲労(筋肉の凝り)の蓄積です。
その筋肉の疲労を蓄積させる原因については、次の章で詳しく説明していきます。
1-2 慢性腰痛の原因
急性腰痛の原因は、ご理解していただけたと思いますので、ここからは、慢性腰痛の原因についてお話します。
さきほども述べたとおり、慢性腰痛は 疲労の蓄積、すなわち筋肉や筋膜に凝りを蓄積させることが原因の大部分をしめています。それ以外にも、内臓の不調によるものや、骨や神経が原因で起こるものもありますが、今回は筋肉や筋膜の凝りが原因となるものについてお話していきます。
筋肉や筋膜の凝りの原因となるものには以下のものがあります。
1-2-1 「過度な疲労」が慢性腰痛の原因になる
過度の疲労とは、仕事、スポーツ、家事、育児などなど、日常生活のオーバーワークによる筋疲労により、乳酸という疲労物質が筋肉内に蓄積することにより、筋肉や筋膜が硬く凝ってしまう状態です。
乳酸とは、わかりやすく言うと、ガソリンをエンジンで燃やして車を動かす時に出る排気ガスみたいなものです。ただ、排気ガスは、外に排出されるので車には悪影響はありませんが、その代わり地球への疲労物質になっちゃいますね。
1-2-2 「生活習慣の乱れ」が慢性腰痛の原因となる(睡眠、食事、運動)
慢性腰痛の原因で見逃がされやすいのが、この「生活習慣の乱れ」です。生活習慣の乱れとは、「運動」「食事」「睡眠」の3つを規則正しくできているかということです。規則正しく生活をするということは、当たり前のようですが、現代社会の中では難しいのが現実です。(生活習慣の乱れについては、また他の記事で詳しくお話しますね)
1-3慢性腰痛になりやすい人
次に、慢性腰痛になりやすい人についてお話します。「1.腰痛とは」のまとめにもなりますが、「1-2 慢性腰痛の原因」に当てはまる人が、慢性腰痛になりやすいということになります。
慢性腰痛になりやすい人は、原因で述べたことと重複しますが、「過度の疲労」「生活習慣の乱れ」が大きな原因となります。
実際に慢性腰痛になりやすい人はこんな方々です。
1-3-1 過度の疲労の場合
・長時間のデスクワーク(事務仕事、受付、プログラマーなど)
・前かがみ作業が多い方(工場などの流作業、建築現場作業の方など)
・長時間の車の運転をされる方(長距離ドライバー、バスの運転手、重機の操作など)
・重たい物や人を抱える仕事(介護師、看護師、保育士、配送業など)
1-3-2 生活習慣の乱れの場合
・毎日、残業で帰りも遅く、休日も仕事を持ち帰っている人(睡眠不足・オーバーワーク)
・学校、クラブ活動、熟、その他の習い事などで、毎日休む時間もないような子共達(睡眠不足・オーバーワーク)
・スマホやパソコンのゲームを夜中から朝までしている人(睡眠不足・運動不足)
・インスタント食品、外食、片寄った食事、毎日の飲酒、間食の取り過ぎなどをしている人(栄養不足・内臓の疲れ・冷え)
・ドアtoドアの車通勤で、しかも日中も歩かず、意識的に運動などをしていない人(運動不足)
など書きだすときりがないぐらいありますが、上記のような方々は、今すぐにでも慢性腰痛を予防することが必要です。次の3つの内容を実行し、疲労の蓄積を減らし、慢性腰痛になりにくい状態にすること大切です。
1-3-3 慢性腰痛を予防する3つの生活習慣
- 適度な運動(例えば、毎日or2日に一回、30分ぐらいのウォーキング)
- 栄養バランスのとれた食事をする(朝・昼・晩の3食と、間食はやめるor減らす)
- 睡眠のゴールデンタイムを睡眠時間内に入れる。(PM10:00からAM2:00までの4時間)
こんなの、現実的に無理と思われる方が多いと思いますが、明日から急に全部をする必要はありません。まずは、1つでいいので実践してみてください。その小さな行動が体質改善への一歩になります。
そして「未来の健康を自分で作れる」人になれるのです。
2.慢性腰痛を原因から治していく3つの方法
ここからは、慢性腰痛を原因から治していく方法をお伝えします。(慢性症状を全般的に良くしていく方法をお伝えします)
慢性腰痛を治す為の3つの方法とは、
① 知識
② メンテナンス
③ セルフメンテナンス
の方法があります。この3つの方法がそろって初めて慢性症状を良くしていく一歩を踏み出せます。
この3つの中でも一番大事なのが、「知識」です。
なので、ここからは、その理由について詳しくお話していきます。
2-1 慢性腰痛の原因に対しての「知識」をつけることが重要
3つの中で、まず最初にするべきものは、「知識をつける」ことです。
それはなぜか?
それは、「正しい知識」がないと、間違った内容の②メンテンスや③セルフメンテナンスをすることになり、正しい方法で行わなければ、どれだけ頑張っても効果が出ないからです。
繰り返しになりますが、慢性腰痛を治すために必要なことを理解していない状態では、本当にあなたに必要な正しいメンテナンスや、セルフメンテナンスを選択できないということになり、それは、言いかえれば治らないということになります。
ダイエットを例えにすると、痩せたいという人がいるとして、食事を1食にしたら痩せれると間違った知識でダイエットを始めたら、確かに体重は減り痩せるけど、体調を崩してカラダはボロボロになり、その結果ダイエット失敗に終わります。
でも、正しい食事制限方法の知識を学んだ人は、自分に必要な食事量を把握し、その上での食事制限他にも正しい運動・質の高い睡眠なども取り入れて健康的にダイエットを成功させれることでしょう。
ダイエットも慢性腰痛を原因から治すということも、基本原則は同じなので、正しい知識を身につけることが重要ということになります。
「正しい知識を学べば、おのずと自分に必要なメンテナンスやストレッチがわかってくる」
「知識」をつけると聞いて、勉強は苦手だしめんどくさいと思われる方も多いと思いますが、そんなに気負いするようなものではありませんのでご安心ください。
では、ここからは「知識」について詳しく見ていきます。(軽い気持ちで読み進めてくださいね)
2-1-1 慢性腰痛を原因から治すために必要な「知識」とは
慢性腰痛を原因から治していくために必ず必要な健康知識とは、単に筋肉や骨の名前を覚えるということではありません。(もちろん解剖学や生理学の知識も大事ですが)
今回、お伝えする知識とは、慢性腰痛を健康で正常な状態に戻していくうえでの「健康に対する気持ち」と「慢性症状のプロセス」です。
2-1-2 「未来の健康は自分で作る」という強い気持ちが不可欠
まず、健康に対する気持ちとは、「未来の健康は自分で作る」という気持ちです。この気持ちが、慢性症状を治していく上ではとても重要となります。この気持ちがないと、どれだけ良い治療を受けても、日本一の名医に手術をしてもらったとしても、その場しのぎの健康しか手に入れることは出来ません。
なぜなら、あなたに本気で治すぞ!という気持ちがなければ、慢性症状という根の深い症状に根負けしてしまいます。次のプロセスでもお話しますが、慢性腰痛を治すということは長期的なメンテナンスが必要となります。そのためには、あなたの強い気持ち=メンテナンスを継続する意志が必要不可欠ということです。
では、長期的なメンテナンスが、なぜ必要なのかについて考えていきましょう。
2-1-3 慢性腰痛になるプロセス(過程)を理解することが重要
慢性腰痛を治すための知識の肝となる、プロセスについてお話します。
まず、慢性の腰痛とは、突然発症するものでも、昨日や今日、1週間、1ヶ月でできたものではありません。先程も述べたように、仕事、スポーツ、育児などのオーバーワークによる疲労が長期間にわたり蓄積した結果が慢性腰痛です。そして、この蓄積期間は、ほとんどの方が年単位です。
では、ここからは、蓄積していくプロセス(過程)について見ていきましょう。
あなたは、こんな疑問を抱いていませんか?「年単位ほどの疲労が蓄積するのであれば、さすがに途中で気がつくでしょ」と思いませんか?
でも、それがそうでもないのです。
疲労の蓄積は、切り傷みたいに血が出たり、腫れ上がったりと目に見えるものではないので、気がつかない間に蓄積されていきます。しかも、そのうえ最初は腰が痛いというよりも「腰が少しだるいけど気がついたら勝手に治った」みたいな感じの症状から始まり、蓄積の量が増えるごとに症状がどんどん悪化していきます。そして「毎朝、腰痛で起きるのが辛い」という状態になって、初めて慢性腰痛と認識する人が多いのです。
①健康な状態 → ②腰が少しだるいが、すぐに治る → ③腰に関連する筋肉にだるさや凝りを感じる。 → ④筋肉の凝りを強く感じ、動きはじめに痛みやこわばりを感じる → ⑤筋肉の凝りがMAXになると、腰痛を感じる時間も長くなり慢性腰痛が完成します。
ちなみに⑤の続きもあり、この後は腰痛の限度を超えて、違う症状に変化していきます。(この内容は、また別の記事で詳しくお話ししますね)
慢性腰痛のプロセスをまとめると、腰に対して負担をかける日常の動作のオーバーワークを繰り返すことにより、少しずつ筋疲労が蓄積していき、蓄積の限度を超えた状態が慢性腰痛になります。その蓄積期間は1年、3年、5年と年単位のものがほとんどです。
2-2 慢性腰痛の原因に対しての「メンテナンス」とは、
慢性腰痛になるプロセスを理解していただけたら、次は慢性腰痛を原因から治すために必要なメンテナンスの知識について一緒に考えていきましょう。今から紹介することは、メンテナンスの方法というよりも、メンテナンスに対しての考え方についてお話していきます。慢性腰痛を「治すプロセス」や「治すサポートをしてくれる先生」や「治療院の選び方」などについて詳しくお話します。
2-2-1 慢性腰痛を原因から治すためのプロセス
原因から治すプロセスを簡単に言うと、「先ほど述べた慢性腰痛になるプロセスを逆追いすればいいだけです。」
言うのは簡単ですが、実際に逆追いを実行するのは簡単なものではありません。
なぜなら、慢性腰痛になるプロセスでもお話したように、慢性腰痛が発症すまでには、長い年月をかけたプロセス(過程)があり、それを逆追いするのですから期間だけを見ても大変です。
健康な人が好きなことをやり続けて、疲れてもメンテナンスもせずにやりたい放題していれば、やがて慢性腰痛になれます。しかし、その逆に慢性腰痛を治すためには、今まで蓄積してきた疲労の蓄積のツケをコツコツと減らしていく作業をしていかなければなりません。
これが、慢性腰痛を原因から治すためプロセスであり、避けては通れない道なのです。
この話を聞いて「私には、そんなコツコツと逆追いするのは無理やわ」と諦めかけている方も多いと思いますが安心してください。
私は20数年間、数多くの慢性腰痛の方々をメンテナンスケアしてきましたが、最初はほとんどの方が「私は、毎日ストレッチとかできない性格やから」とか「規則正しい生活なんて絶対にできない」などなど後ろ向きな発言をされます。
でも実際にプロセスを理解して、コツコツと逆追いのメンテナンスを受けられ、それと併用して自分に合ったセルフメンテナンスをコツコツと続けていくうちに、気がつけば、「先生、次はどんなストレッチをすればいいかなぁ」とか「カラダが変化していくのがわかるので、やる気が出る」など前向きな言葉を発するようになります。
ですから、自分は無理と初めから諦めずに、まずは、騙されたと思って挑戦して見てください。慢性腰痛を原因から治す方法を理解し、プロセスに逆らわずにメンテナンスを続けて行けば、あなたも自分の力で健康な未来に一歩ずつ近づいていける自分に気がつけると思いますので、まずは実行してみましょう。
2-2-2 慢性腰痛を原因から治してくれる先生とは?
次にお話するのが、どんな先生にメンテナンスケアを受ければいいのか?についてお話します。
先ほどの「慢性腰痛を原因から治すプロセス」をあなたが理解していても、その同じ思いでメンテナンスケアをしてくれる治療家の先生に出会わななければ効果を発揮できませんよね。なので、自分のことを本気で理解してくれる先生を見つける必要があります。
そんな「自分のことを理解してくれる先生を見つけるなんて、簡単に言うけど見つかるの?」と聞きたいですよね!
答えから言うと、簡単ではありません。(ハッキリ言いすぎですね)
でも、諦める必要もありません。これは、実際の話しですが、私のコリトル鍼灸整体院で継続的にメンテナンスを受けられている方の87%が、治療院を探し続けて、何件もの治療院を渡り歩き最終的に当院にたどり着いています。
勘違いしてもらいたくないので言っておきますが、私が治療家として誰よりも優れていると言っているのではありません。素晴らしい治療家の先生は、私以外にも大勢います。なので、あなたもきっと自分にあった先生に出会えると思いますので諦めないで探し続けてください。
その場しのぎのケアであれば、自分のことを理解してもらえない先生でも、数回のメンテナンスで終わるのでいいですが、慢性腰痛を原因から治していくのであれば、継続的なメンテナンスケアは必須条件となり治療家の先生とは長いお付き合いになります。なので、あなたと一緒に未来の健康なカラダを目指してくれる先生を妥協せずに見つけることを強くお勧めします。
では、先生を選ぶ条件について考えて行きましょう。
まず、最初に
・慢性腰痛を治してもらえるのか?
・治療経験は、豊富か?
・結果を出すための治療をしてくれるのか?
・資格を持っているのか?
などを考えると思います。これらの選択基準はとても大事なことです。HPや口コミ、そして実際に電話をかけて確かめる必要があります。でもこれは、もうすでに何件も治療院に通われた方でしたら、おわかりのことですよね。
今回、私がお伝えしたいのは、慢性腰痛を原因から治していくために絶対に必要な選択条件です。
その選択条件とは、「あなたに本気で寄り添ってくれる」先生を探すことです。当たり前のことのようですが、これが一番重要で一番難しいことなのです。
これは、どれだけ治療経験があっても、どれだけ知識を持っていても、どれだけ資格を持っていても、しっかりとあなたのカラダの状態を把握して、あなたの気持ちに寄り添って本気で根本からメンテナンスしてくれる先生でなければ、良い結果は望めません。
私は、最初にも話しましたが、治療家として患者さんから言われて一番嬉かった言葉がこの「先生は、本気で寄り添ってくれる」です。治療家が嬉しいと思うという時は、治療する側が慢性腰痛に対して結果を感じた時、すなわち患者さんが良くなると希望を感じた時なのです。
なので、あなたの大切なカラダを任せる先生を選ぶのですから、時間がかかっても妥協せずにお選びください。前にも述べましたが、慢性症状のメンテナンスケアは長いお付き合いになるので諦めずに頑張りましょう。
簡単な、先生の判断方法としては、電話や初診の時に
・あなたの話をしっかり聞いてくれる(聞く時間の長短ではなく、あなたの状態をしっかり把握してくれる先生)
・わかりやすく丁寧に説明してくれる(あなたが理解できるように、あなたの状態や治療方針を説明してくれる先生)
上記の2点をしてもらえるか確認して下さい。
そして、あなたに寄り添ってくれる先生を見つけてください。
2-2-3 慢性腰痛を原因から治してくれる治療院の選び方
続いて、慢性腰痛を原因から治してくれる治療院お選び方ですが、根本な内容は先生選びと同じです。
・話を聞いてくれる
・説明をしてくれる
・寄り添ってくれる
治療院を見つけることが必要となります。
見つけましょう!と言われても、どこの治療院も同じようにしか見えませんよね。
・HPを見ても、書いてることはほとんど同じ。
・店の外観も見ても違いがわからない。
コリトル鍼灸整体院でも、「引っ越しすることになって…」、「田舎の両親のために良い治療院を探しているんですが」という患者さんから、良い治療院の見分け方がわからないという質問を数多く受けてきました。確かに外見やHPでは分からないと思います。
そこで、私が当院で実際にそんな方々にお伝えしているアドバイスをご紹介します。
【慢性腰痛の原因を見つけ出し、その原因に対して治療をしてくれる治療院の見分け方】
- 直接、治療院に電話をして、ご自身の症状を伝えてから「慢性腰痛に対してどのような治療をしてくれますか?」と聞いてみる。この時に「2-1-1 慢性腰痛の原因から治すためのプロセス」を踏まえた上で、あなたが納得できる説明をしてくれる所を選ぶ。
- 自分のまわりの知人や友人の意見を聞いてみて、あなたが根本治療をしてくれると感じた店に電話をしてみる。
- 直接、治療院に行ってみて話を聞いてみる。先生の感じ、お店の雰囲気、他の患者さんの声などを肌で感じれるので確実ですが、これは少し勇気がいります。
- 初回の問診時や施術時に、あなたの気持ちに本気で寄り添ってくれそうかを見極める。
難しいものもありますが、以上が、慢性腰痛の原因を見つけ出し、その原因に対して治療をしてくれる治療院の見分け方です。あなたの大切なカラダを任せる治療院を選ぶのですから、時間がかかっても、じっくり妥協せずに選んでお探しくださいね。
③セルフメンテナンスについては、次の章でお話します。
3.慢性腰痛を予防するセルフメンテナンスとは?
「未来の健康は自分で作る」X「自分のカラダは自分で守る」をコンセプトにして私は日々、多くの慢性腰痛の方々をメンテナンスケアをしておりますが、私がどれだけ、最善の施術をしても、私一人の力では、慢性腰痛を原因から治すことはできません。悲しいことですが、これは現実です。
現実的には無理ですが、例えばもし私があなたの生活に四六時中密着して、メンテナンスをやり続けたとしても、あなたの協力がなければやはり結果は出ません。
ここでもう一度、慢性の腰痛になるプロセスを思い出してみましょう。カラダに長い年月をかけて蓄積した疲労が原因となり発症するのが慢性症状でしたよね。そして、それをコツコツと逆追いするのが治していくプロセスでしたね。
ということは、何が必要かと言いますと
それは「セルフメンテナンス」です。
具体的にいうと「1週間に1回のメンテナンスケアを継続されている慢性腰痛の方」が二人いるとします。
① Aさんは、メンテナンスケアを受けるだけで、ご自身では何もしません。
② Bさんは、メンテナンスケアの他に、ご自身でストレッチを毎日しています。
あなたは、AさんとBさんのどちらの方が、良くなると思いますか?
即答で、Bさんですよね!誰もがわかると思います。
セルフメンテナンスであるストレッチをするほうが良いというのは当然ですよね。
しかし、頭ではわかっているけど、なかなか実行できないですよね!
今、「そうそう」と心で思った方は正常な反応だと思います。誰もができれば自分では何もしないで、健康になりたいと望んでいますからね。
しかし、現実はそう甘くはありません。
それは、この世の中には原則があり、原則に沿ってしか生きられないからです。
「人間も自然の原則には逆らえない」のです。
東洋医学では、人も自然の一部分と考えます。人も、魚も、木も、そして地球も全て同じものとして考えます。みんな自然の原則に従って生きています。
自然原則とは、花で例えると、種が土に落ち、太陽と雨と土から栄養をもらい、新芽を出し、さらに栄養をもらいながら、何日もかけて土に根をはり、その根っこの長さに比例するように、しっかりとした茎を伸ばしていき、さらに月日を重ねて蕾を作り、時期がきたら花を咲かせます。
人間の成長する過程も同じです。その他、ダイエットして痩せる過程も同じです。100Kgの人が次の日に60kgになることは不可能です。コツコツと努力して月日をかけて、カラダに97kg・・・92・・89・・とカラダに新しい体重を覚えさせながら減量して行くことによりダイエットは成功します。
このように私たちは、自然の原則に従って毎日を過ごしています。
なので、慢性腰痛だけ、例外になることはありません。この当たり前の自然の原則に従って、慢性腰痛などを治していかなければ結果は出ません。少しずつ年月をかけて積み上げられた疲労の蓄積は、少しずつプロセスに従って減らしていくしか方法がないのです。これが自然の原則です、そして、慢性腰痛を治していく基本原則です。もし、原則に逆らって努力をしたとしても、一瞬は良くなっても長続きしない、その場しのぎの無意味な結果となるので原則に従ってメンテナンスをすることをお勧めします。
そして、もう一つカラダには、「良いことも、悪いことも、記憶し一定に保つ」性質があります。これは、恒常性(ホメオスタシス)というもので、例えを言えば、あなたの意思に関係なく体温を一定に保っている状態や、激しい運動をしても、運動を終えて安静にしていたら脈拍も一定の回数に戻るなどのように、カラダは自律神経というものにより、いつも調整してくれています。この恒常性という性質も慢性腰痛などの長期間をかけてゆっくり進行してくる症状に対しては、間違った記憶してしまい、凝り固まった筋肉が正しいと認識し、その状態を保とうとしてしまうことがあります。その状態を良い状態に戻すとなれば、少しづつ正常な状態を覚えさせるためには、日頃からのコツコツと積み重ねるセルフメンテナンスが必要となるとなります。(この恒常性についての詳しい内容は、「カラダの声を聞き逃すな、それが慢性腰痛を予防できるかの鍵だ」をご覧ください。)
3-1 ストレッチを続ける自信がない!
では、セルフメンタナンスの必要性を理解していただけたところで、ここからはストレッチについてお話します。
まず、あなたは今こんな風に思っていませんか?
「自然の原則、恒常性、セルフメンテナンスの必要性、コツコツ努力、etc、それは良くわかります!でも、わかってるけど続けられへんねん」
もし、上記のように思われたのでしたら、先程と同様にあなたの反応は正常です。
毎日、セルフメンテナンスを続けている人でも最初はほとんどの方が、あなたと同じように感じていたと思います。でも、続けていくうちにカラダの変化を感じて、その変化が喜びになり、気がつけばセルフメンテナンスの虜(とりこ)になっていたという方を私は多く見てきました。
なので、今回はストレッチの方法ではなく、ストレッチを続けられるようにするコツを1つ教えたいと思います。とても簡単なことなので、すぐに実践してみてくださいね。
3-2ストレッチを三日坊主で終わらせないためのコツ
「ながらストレッチをする」
ながらストレッチとは、私が勝手に考えたものなのでググっても出てこないと思いますので説明しますね。「ながら」というのは、「〇〇をしながら」という意味で、例えていうと「歯を磨きながら」「デスワークをしながら」みたいな感じです。
これは、私自身が自分でストレッチを継続させるために色々と考えた結果、毎日行う日常動作に気がつき、この日常動作は、何も考えなくても毎日行えるのはなぜか?それは、癖になっている、習慣化しているということにたどりつきました。であれば、ストレッチも癖にできるのではないかと思い発案したものです。
「ながらストレッチ」のやり方は、簡単です。あなたの日常生活の中で、毎日行う動作にストレッチを組み込んでいくだけです。想像しにくいかもしれないので私の「ながらストレッチ」を何個かご紹介しますね。
① 歯磨き + アキレス腱伸ばし
② デスクワーク + お尻ストレッチ
③ 読書 + ヨガポールストレッチ
などがあります。
「① 歯磨き + アキレス腱伸ばし」なんかは、今日からでも、すぐに始められます。やり方も簡単です。
ここまで読み進めていただいた、あなたに1つ「ながらストレッチ」の実践動画をプレゼントします。
<デスクワーク + お尻ストレッチ>
動画はいかがでしたか?
最初から、毎日30分とかストレッチの時間を作ってやろうとすると、三日坊主になる可能性が高いので、まずは「ながらストレッチ」から初めてみてください。
まとめ
では、最後に今回のまとめをしておきます。
慢性の腰痛を原因から治すために必要なこととは、
・メンテナンスケアを受けるだけでは、慢性腰痛は治せない
・腰痛を原因から治すという気持ちと行動を、しっかり持つこと
そして、その気持ちに本気で寄り添ってくれる先生を探すことです。
上記のことを実現させるためには、
1. 腰痛のことを知る必要があります。
「腰痛を知り、自分の状態を把握し、適切なケアをしていけば腰痛は軽減していくしかない」と言うことになります。
次に、
2. 慢性腰痛を治す為のは、3つの方法を実行する必要があります。
① 知識をつける
② メンテナンスを受ける
③ セルフメンテナンスを実行する
この3つを自然の原則に従って、継続的に行なうこと時間もかかり大変ですが、結果的には慢性腰痛を治していく近道となります。
そして、最後に慢性腰痛を治していくためには必須項目の
3. 慢性腰痛を予防するセルフメンテナンスです。
慢性腰痛を治していくためには、自然の原則に逆らえません。その為には、メンテナンスケアを受けるのと同じぐらい大切なのは、セルフメンテナンスをすることとなります。
結論として、慢性腰痛を知り、メンテナンスケアを受けながら、セルフメンテナンスを継続させることが、慢性腰痛を治す方法となります。
是非、今回の内容を踏まえて、あなたの慢性腰痛を治していく為にお役立てれば幸いです。
今回は、以上となります。お疲れさまでした。