どうも、「自分のカラダは自分で守る」をコンセプトに健康なカラダ作りに役立つ情報を発信しております、健康コンサルタントの田部です。
風邪の初期症状でよくある「喉が痛い!」「喉がイガイガする」などの症状でお悩みの方が多いくなる時期ですが、喉の痛みやイガイガ症状は早期に対処をすれば治せる方法があります。
僕は鍼灸整体師として毎日慢性症状の患者さんをケアするのが仕事なので、風邪で寝込んだりはできません。
なので、僕は喉からくる風邪を未然に防ぐ方法や、喉が痛くなりかけてた時に喉風邪を撃退する対処法を日々実践してるので、何年も病院にかかったことも寝込んだこともはありません。
そして、その方法を多くの方にシェアしたところ
「すごく、効きました!」
「喉の違和感が減った感じがするので続けてみます!」
など、効果を実感された反響をたくさん頂きました。
喉からの風邪は、早期に発見し早期に対処をすれば治すことのできるので、喉風邪の原理と対処法を理解して喉風邪に負けない人になりましょう!
ということで、今回は「風邪からの喉の痛みやイガイガ感はコレで治せ!」というテーマをお話していきたいとおもいます。
目次
1.喉風邪の種類としくみ
喉の違和感を早くなんとかしたい方も多いと思うので、早速、喉風邪の治し方について話していきたいのですが、喉風邪を理解するためには風邪に対する最低限の知識が必要ですので、風邪の原因と種類について学んでいきましょう。
喉風邪に限らず、風邪の原因には細菌とウイルスという人や動物に感染症を引き起こす微生物の2種類があります。
この2つは、どちらも風邪の原因になり同じようなものと思われていますが、実はまったく異なる生物なのです。
ウィルスと細菌の違いを見ていきましょう。
1-1.ウィルス
ウィルスとは、身近なもので言うと「インフルエンザウィルス」「ノロウィルス(感染性胃腸炎)」、日本や世界で騒動となった「エボラ出血熱」、「デング熱」、「MERS(中東呼吸器症候群)」などがあります。
そして、風邪も多くの原因はウィルスが鼻や喉に飛沫感染(咳などでウィルスが飛んでくる感染)や接触感染(ウィルスに触った手などからの感染)により入り込み感染することによって発症します。
1-2.細菌
細菌の感染によって発症する代表的なものといえば、「肺炎球菌(肺炎)」「サルモネラ属菌(食中毒)」「大腸菌(膀胱炎)」「溶連菌(咽頭炎)」などがあります。
細菌も感染経路はウィルスと同じく飛沫感染や接触感染などにより感染していきます。
1-3.ウィルスと細菌の違い
ウィルスと細菌の違いはたくさんありますが、一番覚えておいて欲しい違いは抗生物質が効くか効かないかの違いです。
風邪を引いても怪我をしても、とりあえず病院に行って抗生物質を飲まないとと思われているかも多いようですが、抗生物質は細菌性の病気には効果を発揮しますが、ウィルス性のものには効果はありません。
もう一つ覚えておいてほしいことは、ウィルスというものは、人や動物の細胞内に入らないと増殖することはできませんが、細菌は自分の力だけで増殖することができるのです。
例えば、濡れた雑巾の中で細菌は増殖することができますが、ウィルスは増殖することはできず消えてしまいます。
なので、細菌性の病気が流行した時は衣類やタオルなどに付着していると感染する確率が高くなるのでタオルなどは分けて使うように気をつけましょう。
ウイルスと細菌のことを理解できたら次は風邪の治るしくみについて学んでいきましょう。
2、喉からくる風邪を治すしくみ
ここからは、喉の風邪になるしくみと治すしくみについて考えていきましょう!
まず、喉の痛みやイガイガなどの違和感の原因は何かご存知でしょうか?
これは、前章でもご紹介したウィルスや細菌が原因で起こります。
あなたは、今こんな疑問を持たれていませんか?
「なぜ、ウイルスや細菌が侵入したら喉が痛くなるのか?」
それは、喉の中がウイルスによって攻撃され炎症がおきるからです。
しかし、人間のカラダは攻撃されるのをボーっと見て耐えるだけではありません。
人間のカラダには外敵からカラダを守る生体防衛システムが備わっています。
この生体防衛システムは、生まれた時からカラダに備わっており細菌やウィルスが体内に侵入すると自動的に働いて防御してくれます。
2-1 ウイルス VS 生体防衛軍
ウィルスや菌が口から侵入すれば喉でウイルスをくい止めようと防御システムが働き、鼻から侵入しようとしたら鼻でくい止めようと防衛システムが働き出します。
喉に侵入する場合をわかりやすく説明すると、口から侵入したウィルスが喉にある粘膜に引っ付くと防御システムのセンサーが感知をして生体防衛軍の免疫という防衛軍に指令を送ります。
そして、指令を聞いた多種多様な免疫軍の戦士達が喉に集結して防衛のための陣を張るのです。(何か生体防衛軍の免疫ってカッコイイでしょ笑)
そして、喉でウィルスや細菌と生体防衛軍の戦い(喉の中の合戦)が始まるのです。
一説によるとこのウイルスと免疫軍が戦っている時に、喉で炎症が起こるので喉痛やイガイガ感が現れると書いてありますが、実際はウイルスが増殖して喉痛になっているのかはハッキリとはわかりません。
ただ、喉で外敵と防衛軍の合戦が起きていることは間違いありません。
そして、この「喉の中の合戦」で生体防衛軍が見事勝利すれば、喉の痛みは治り風邪は治りますが、逆にウィルス軍が勝利すれば喉のい痛みだけでなく、ウイルス軍はどんどんカラダに侵入していき風邪の症状は進行して咳が出たり胃腸の調子が悪くなったりします。
なので、風邪を予防するには喉や鼻といったカラダの入り口部分でウイルス軍を食い止めることがとても大切になります。
2-2 ウイルスは、薬では倒せない!
少し話は変わりますが、あなたはウイルスにより風邪などを引いたら薬で治ると思っていませんか?
たぶんこんな感じに思われているのではないでしょうか?
「ウイルスを薬が倒してくれて風邪が治る」と思われている方が多いと思いますが実際は違います。
例えば、インフルエンザに効くと言われて病院で処方されている抗インフルエンザウイルス薬も、インフルエンザウイルスが人のカラダの中で増えるのを抑える作用がありますがウイルスを倒す作用はありません。(タミフルやリレンザなど)
皆さんもよく耳にするノロウイルスやデング熱ウイルスなどに効く薬も現在はないそうです。
ウイルス性の風邪を治すには、現在はウイルスを倒せる薬がないので、自分の免疫軍に頑張ってもらって治すしかありません。(例外として1-3.ウィルスと細菌の違い でも説明した細菌性の風邪症候群に対しては抗生剤が効く場合もありますので原因がウイルス性なのか細菌性なのかを専門機関で調べることは必要です。)
免疫軍に頑張ってもらう為に必要なことは、日頃から生体防衛システムが正常に作動できる状態を維持しておかなければいけないということです。
2-3 免疫軍を正常に作動させる方法
免疫軍が正常に作動できるカラダの状態とは?
それは、肉体的にも精神的にも健康なカラダの状態でいることです。
なので、日頃から規則正しい生活し、健康な状態をキープしておくことが大切ということになります。
そして、風邪の予防の基本対策として、手洗いやうがいをしっかりすることと、ウイルスの侵入を防ぐためのマスクなどをすることも大切です。
ただ、いくら気をつけていても人混みに行かないといけない時もありますし、家族や友人、恋人など短な人が風邪を引いてしまい看病をしないといけないこともあります。
どれだけ注意していてもウィルスの侵入を避けられず喉がイガイガしたりする時がありますよね。
そんな時は、どんな対処をすればいいのか?
次の章では、ウイルスが喉に侵入してしまった時の対処法をご紹介していきます。
3. 喉風邪の対処法
喉風邪になるしくみと治すしくみを理解できましたところで、ここからはいよいよ喉風邪に対する対処法をご紹介していきます。
喉の風邪に対する対処法のやり方を理解するためには、一つ知っておかなければいけないことがあります。
それは、喉風邪を「どうすれば、良くなるのかを理解すること」です。
わかりやすく言うと、喉風邪の辛さをどうすれば緩和できるのか?を理解することが必要となります。
では、一緒に考えていきましょう!
まず、喉風邪の辛さとは?
これは、経験した方は全員一致すると思いますが「喉の痛みやイガイガする違和感」でしょう。
そして、この喉の痛みをどうすれば緩和できるのか?
これは、喉の中で行われているウイルスと免疫の合戦の場所に免疫防衛軍をたくさん派遣してあげる(喉の炎症部分の免疫力を高める)ことになりますよね!
この、理屈が理解できらた、後は喉の免疫力を高める方法を考えれば良いということになります。
と言うことで、ここからは免疫力を高める具体的な方法をご紹介します。
まず、免疫力を高める為に東洋医学ではお灸という方法があります。
これは、何千年も前から行われている方法で、カラダには熱さを感じることで免疫をその場所に集める性質があります。
その性質を利用して免疫力を高めて治療する方法がお灸になります。
でも、
「自分ではお灸は難しい?」
「火を使うのは怖い」
「部屋の壁や天井にヤニや臭いがつくのが嫌だ!」
などお灸をするという行為のハードルが高く断念される方も多いと思います。
現在では、手軽にできる千年灸などもありますが、やはり火を使うので自分でするのは難しいのという方のために、今回は火を使わないお灸をご紹介します。
火を使わずに行うお灸の方法は、ドライヤーやホットパックを使って行うとお灸です。
さっそく詳しく見ていきましょう!
3-1 ドライヤー灸
ドライヤー灸とは、ドライヤーから出る温風を利用してお灸と同じような効果を出す方法です。
今からやり方の説明をしていくので、一緒に実践しながらお読みください。
3-1-1.ドライヤー灸で温める場所を確認しよう!
まず、最初にドライヤー灸で免疫を集める場所を見つける必要があります。
適当に首周辺を温めているだけだと効果は半減してしまうのでドライヤー灸をするポイントをしっかり確認しましょう。
ドライヤー灸で狙うポイントは、喉に違和感を感じる場所の体表面側(喉の中ではなく、カラダの表側)です。
<ポイントの見つけ方>
まず、大まかに喉に違和感を感じる部分を確かめます。
確認できたら、次に唾液を飲み込んでください。
唾液が喉を通過する時に痛みや違和感を感じる場所がドライヤー灸をするポイントとなります。
3-1-2.ドライヤーで温風をあてましょう
まず、準備するものとして、ドライヤーと鏡、物差し(約20㎝を測れるもの)を準備しましょう。
<ドライヤー灸のやり方>
まず、最初に違和感を感じるポイントから約20㎝離した所にドライヤーの吹き出し口がくるようにします。(初めのうちは物差しで約20㎝を測りながらすると良いでしょう)
次にドライヤーのスイッチを入れて温風を出し違和感を感じるポイントに温風うが当たるようにします。
最初は、温風が気持ちよく感じると思いますが徐々に首に感じる熱さが、
気持ちいい → 熱い → 熱くて我慢できない状態になっていきますので我慢できない熱さになったら一度ドライヤーを止めます。
温風を止めた時に手のひらで首を軽く押さえて熱さが逃げないようにしてください。
そして、30秒〜1分ぐらい間をあけてから、先程と同様にドライヤーで違和感を感じるポイントを温めることを合計で3セット繰り返します。
3セット終わったところで、喉の違和感をチェックしてみましょう!
最初に行ったように唾を飲み込んで違和感があったポイントの痛みいやイガイガ感がどのぐらい軽減しているかを確認してください。
「半減している」「ほぼ無くなっている」状態であればOKですが「あまり変化がない」という方はあと2セットぐらいドライヤー灸を試してみてください。
そして、再度 喉の違和感を変化を確認してみてください。
これでも変化のない場合は、かなり風邪が進行している状態になりますので内科などに相談をして風以外の病気でないかなどを確認される子をお勧めします。
ただ、内科に通ういながらもドライヤー灸は続けていきましょう。喉の違和感がなくなるまでは免疫力を高めてあげることが、早く風邪を治すことに役立ちますので朝昼晩など違和感の強い時は継続して行いましょう。
注意)高熱や医師に温めることを止められている場合はドライヤー灸を中止して医師の指示に従ってください。
もちろんですが、3セットのドライヤー灸で、効果を感じられた人も1日に2〜3回(朝、昼、晩などに分けて)3セットのドライヤー灸を2〜3日続けてしっかりと喉の中の合戦で勝利をおさめましょう。(喉の中のウィルスを退治しましょう)
<ドライヤー灸の参考動画>
3-2 ホットパック
ホットパックというものをご存知ですか?最近では家庭用も市販されているのでお持ちの方もいると思いますが、知らない方のために少しご説明します。
ホットパックとは、簡単にいうとカラダを温めるアイテムです。
ホットパックにも様々な種類があり保冷剤のような特殊なジェルが入っているタイプやセラミックなどが中に入ったタイプがあります。
僕がメンテナンスケアに使用しているものは、セラミックタイプのものです。
参考に画像を貼り付けておきます!
3-2-1 ホットパックの使用方法
ホットパックはセラミックタイプもジェルタイプも家庭で使用する場合は電子レンジで温めて使用することができます。
ホットパックのメーカーによって加熱時間は違いますが基本的な使用方法は同じです。
3-2-2 喉痛へのホットパックの使い方
ドライヤー灸の時と同様に喉の違和感に感じる場所を確認するために唾液を飲み込むなどして確かめる。
違和感の場所が決まりましたら、電子レンジで温めたホットパックを違和感の場所が中心になるように上からのせて仰向きで横になりゆっくりを温めてあげましょう。
この時に、肌とホットパックの間にタオルを1枚挟んであげると良いでしょう。
汗をかいたりする場合がありますので、タオルを挟んでおけば汗をかいてもタオルを交換すれば、汗で冷えることなく温めることができます。
ホットパックで5分ぐらい温めたら一度ホットパックを外してから、喉の違和感を感じるかのチェックをしてください。
(変化がわかりにくくなってしまうので最初に喉の違和感を確認した時と同じ状況で唾液を飲み込み違和感チェックをしてください。)
違和感が緩和していれば、1日に2〜3回(朝昼晩など)ホットパックで温めましょう。
違和感に変化なければ、ホットパックで再度5分ぐらい喉を温めてみましょう。
それでも変化がない場合は、1時間おきぐらいに温めてみて下さい。
1時間おきに温めることを2〜3回しても変化のない場合は、ホットパックでは抑えられない状態ということになるので医療機関に相談してください。
以上が、風邪の引き始めにイガイガする喉の痛みを治す方法となりますので、喉に違和感を感じる方は一度お試しくださいませ。
喉を温めることで生体防衛軍の免疫軍が集まってきてウイルスを倒してくれるので、喉に違和感を感じたら早めにドライヤーやホットパックで喉を温めてウイルスを増える前に撃退しましょう。
まとめ
最後までブログをお読みいただきまりがとうございました。
今回の内容はいかがでしたでしょうか?
誰もが一度は経験したことがある風邪の初期症状である「喉の痛み・イガイガ感」に関する内容ですが、自分でできる対処法があることを知らない方が多かったので今回記事にしてみました。
この喉の痛みに関する内容は以前にYou Tubeで配信したところ、反響が多かったので喉の痛みで苦しんでいる方が多くおられ、今回のドライヤー灸をお教えしたところ「良い方法を教えていただいて、ありがとうございました」というコメントをたくさん頂いた効果実証済みの内容となっております。
内容をまとめると、
1.喉風邪の種類としくみ
では、風邪を治すために必要な風邪の原因でもあるウイルスと細菌などの基本知識をお伝えしております。
2、喉からくる風邪を治すしくみ
では、風邪を治すしくみの免疫の働きついてお伝えしております。
3. 喉風邪の対処法
では、喉の痛みや違和感に対するドライヤー灸やホットパックでおこなう対処法をお伝えしておりますので喉に違和感などのある方は是非お試しください。
P.S. この記事を読んでドライヤー灸又はホットパックをお試しになられた方にお願いがあります。
ドライヤー灸やホットパックを実践した結果や感想をできれば教えていただけませんか?
どんなことでもいいでので教えてください。例えば、「喉の違和感が少し楽になった」や、逆に「全然効果を感じれません」など実践して感じたままフィードバックしていただけたら助かりますので、よろしくお願いいたします。